説明できる?「ついつい」スピード出しちゃった「うっかり」出しちゃった?
こんにちは!!
ここでは日本語教育を勉強する中において、「こんな違いがあったのか!」「この言葉の語源はこんな意外なものなんだ!」など、母語である日本語について日々発見して面白いなと感じたことについてシェアさせていただきたいと思います。
さて、みなさん「ついつい」「うっかり」の違いは何?
と留学生の友人から質問されました。うまく説明できるでしょうか?
A. ついつい車のスピードを出してしまった。
B. うっかり車のピードを出してしまった。
この二つはどちらもよく使いますよね。
違いはなんでしょう?
「ついつい」は習慣的な行動や、その行為をしたいという気持ちから起こる行動です。
①美味しいものが好きなので、ついついかき氷にシロップをたくさんかけてしまった。
②ついつい隣の席の好きな女の子にちょっかいを出してしまう
などですね。
A. ついつい車のスピードを出してしまった。では、普段からスピードを出して運転する習慣がある人が、高速道路などに乗ったり、音楽でノリノリになってしまい「ついつい」気持ちよくてスピードを出してしまったということです。
一方、「うっかり」は自分の不注意から起こる行為です。
①うっかりケータイを落としてしまった。
②うっかり犬のフンを踏んでしまった。
「ついつい犬のフンを踏んでしまった」は言いませんよね。
このような違いがあり、私自身もこの発見をした際には、「なるほど」そこまで深く考えことのない日本語ですが、とても面白いなと感じました。